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ゆっくりと育っていく息子と、香港での日々。


by megugu0208

Causeway bayでガレットランチ・せつ子さんのお店など

銅鑼湾(ドンローワン、Causeway bay)に来ました。ものすごく久しぶりに。
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monster universityの展示をしていたようで、カラフルというかドギツく着色された木々がなんとも香港らしい。

ここはまあ何でもあって、日本人にも人気のエリアだと思うけど、私にとっては正直香港の中で最も苦手なエリア。建物の密集度もすごいし、とにかくベビーカーで歩くのはかなりハード。
ガウロンとは絶対に来ないと決めてたけれど、ママ友達と香港島にお買い物に行ったこの日、たまたまここでランチすることに。

ならば、ここに行きたい!と思い出して、場所をチェックして、汗が流れる猛暑の中、なんとかベビーカーでたどりつきました。
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なかなか期待させるエントランス。
「Fleur de Sol」という、フランス人シェフがやっている、かなり評判のいいガレットの専門店です。
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グレーと赤でシックにまとまっている内装。
カウンターキッチンの向こうには、確かに白人のお兄さんが何名かいらっしゃる。
客層もやっぱり白人がちらほら。

香港が得意でないのは事実だけど、面白いなと思うところもある。
ごちゃごちゃとオモチャ箱をぶちまけたような、決して美しいとはいえない街並みの、古めかしい雑居ビルの中、エレベーターで上に上がるとそこには別世界が開けている、このワープ感覚は面白い。

オーダーを聞きにきてくれたのは、どう見ても香港人のルックスなんだけど、喋る英語が完全にフランス訛りのお兄さん。不思議だ。どういう経緯でそのような英語を習得するに至ったのか興味湧くなぁ。
私、お兄さんにtoday's galetteは何?と尋ねる。
お兄さん、「今日のガレットは、エメンタルチーズ、ゴルゴンゾーラチーズ、ハム、洋ナシ、エッグ。どうする?」
私は、「5種類の具を選べるってこと?それとも今日のガレットにはその全部が入ってるの?」と尋ねると、彼は「セレクションじゃないよ、all togetherだよ!」と言っていると思われる。(よく考えたらそうでしょうね。)
なんだけど、最後に「どれにするの?」みたいなことを聞いてきて...私は「だからall togetherなんでしょう?」と答えるんだけど、お兄さんがちょこっと唇の端を上げて、なんとも洗練された感じの苦笑のようなものを浮かべる。
うーん、きっと私がうまく理解出来てないんだろうな....ごめんね。

で、お兄さんはしょうがないな、任せてもらうよ、みたいな雰囲気で立ち去っていき、テーブルに運ばれたのは...
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見事、all together!
お味のほうは、ゴルゴンゾーラの塩気と洋ナシの甘味がなんとも不思議な組み合わせで、大変美味しゅうございました。
ガウロンも、お友達の息子くんも、なかなかおとなしくは出来ないし、食べた後は早々にお店を退出。

キッチンの白人のお兄さんに「騒がしくしてごめんなさいね」というようなことを言うと、彼はにこっと笑って「Sorry for what?」
「あ、ベビーだちがね、騒いだから...。」
彼は、全然気にすることない、またベビーたちと来てねとスマイル。
うーん、なんて爽やかな。ナイス対応。
日本ではありえないかなぁ。こういうお店にベビ連れで来れるのも、やっぱりnoisyな香港だからこそ許される感じがある。日本のレストランは本当に静かだもんなぁ。

ランチの後、お目当ての「せつ子さんのお店」へ。
駐在奥様の間でひそかに有名な雑貨のお店。
せつ子さんという日本女性がセレクトした香港雑貨の数々が所狭しと置かれる中、なかなか可愛いお椀に出会えました。
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青磁に香港らしくドラゴンの模様。
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龍の表情がなかなか愛嬌があっていいです。
せつ子さんいわく、お茶碗にもスープ椀にも、小鉢としても使えますよと。

香港で青磁の食器に出会えるのはかなり稀なことで、これは気にいりました。
シリーズで平皿、浅鉢などもあり、どれも素敵だったので、いつか帰国する日までに、少しずつ集めていこうと思います。
by megugu0208 | 2013-06-29 01:09 | ガウロン1才8ヶ月